実は生死の境を彷徨って入院しておりました・・・

大動脈解離からの環状動脈瘤破裂

去る8月7日朝に胸というか背中というか立ってられなくなる程の激痛が走りました。上海では一人暮らしなのでソッコウ日本語が話せるスタッフに電話して

「痛い・・・救急車呼んで・・・早く・・・痛い・・・」

と訴え、救急車で病院に搬送後意識がなくなり気が付けば8月10日ベッドの上でした。

8月7日の最後の記憶が多分担当医のおっさんの言葉で

「大手術になります、大金がかかりますがあなた日本人なので払えますよね？」

と、手術費や入院費の支払いの念押しだったことを覚えております・・・

一昔前は破裂した血管に胸を切り開いて人工血管を埋め込むのが主流だったらしいのですが、最近ではここ上海でも「ステントグラフト」というものを挿管する手術が主流になっているみたいです。このステントグラフトとは足の付け根とかにある動脈からカテーテルを・・・

実際記憶が無いのと、中国人の先生が熱心に説明してくれたのですが、中国語が難解すぎてよくわかりません・・・要するに胸を切り開かない処置なので回復も早いですよということみたいでした。

手術直後はICUに入れられ、一時は命の危険もあったそうですが、8月末に無事退院して２週間の自宅療養後、今日も元気に仕事しております。さすがに１ヶ月寝たきりだったので、筋肉も体力もガタ落ちしていて体重も5キロほど減りました。現在1日にお客様は３〜４名と、ご予約も制限させていただいて、できるだけ無理をしないようにサロンワークをさせていただいております。

まだまだコロナが猛威をふるっておりますが、そろそろ国家間の移動の制限も緩和されてきました。しかし、エアチケットが販売されていなかったり、少数販売されていても法外な値段であったり、特別なビザが必要であったり、普通に帰国できない状態です。もういつまでも待ってられないので年明け1月4日に帰国するエアチケットをとりあえず購入いたしましたが、直前になってキャンセルされる可能性もあるので、未だ日本でもサロンワークはいつですって宣言できない状態です。申し訳ございません。日程決まり次第ご報告させて頂きます！

こんな私ですが、帰国の際に「髪の毛やって〜」と言ってくださるお客様に対しては特典として私の臨死体験のお話をして差し上げようかと思っております（笑）

実際に「三途の川」かどうか分かりませんが、川のようなものは見ましたし・・・（笑）